ぴょんぴょん日記

ぬるぬると徒然なるままに。

ゆめ

 

一番最初(たぶん幼稚園か小学一年生のとき)になりたいと思った職業はテニスプレイヤーだった。なぜか、人生ゲームの中でそこそこお給料が良くてユニフォームもかっこよかったからである。ちなみに、当時テニスなんてしたことはなかった。

ピアニストも同じくらいお給料が良かったが、エレクトーンを習っていた自分は、この道じゃ上は目指せないなと幼いながらも悟ってしまったので音楽の道はそこで諦めた。

 

次になりたいな、と思ったのは獣医だった。飼っていたハムスターが体調を崩したとき、診てもらった獣医さんがとてもかっこよかったからだ。これは結構真剣だったので、職業体験ももちろん動物病院に行った。しかし、自分は小さな頃のトラウマでヒツジやヤギなどの大きい動物が苦手なこと、そして動物病院で犬の処置を見学した時に動物が好きだからこそ例え彼らを救うための処置であったとしても彼らが苦しむようなことを自分はできないと思い、泣く泣く諦めた。

 

中学から高校にかけては薬剤師になりたかった。これは単に給料が良さげだな、と思ったからだ。高校の模試はいつも薬学部で出していた。が、ある時にふと考えた。自分は病院などの狭いコミュニティに閉じこもるのは嫌だなぁ、と。

 

そして行き着いた今。そこそこ納得できる選択をしたんじゃないかな、と思う。

 

 

なりたい、と思うエネルギーよりも、そこまでにかかる労力やお金(もちろん実力も)の心配の方が強くて諦めたことがたくさんある。

 

地元がまあまあ音楽の盛んな場所でレッスン先の先生には音楽科に行かないか、とほのめかされた。何かを演奏することは大好きだけれど、それを人前で行うことはとても苦手で、そんな奴は音楽家としてはやっていけないなと思っていた。それに、音楽の道がいかに厳しいか(本当にお金と労力がかかるのだ)をきちんと先生が教えてくれていたから、こうして今は別の道を選んだ。

 

話が逸れるが、本当に音楽の道は厳しい。ただ楽しいから、というだけでやっていける人なんてほとんどいない。趣味でアマチュアとしてならそこそこ楽しくやっていけるが、プロの世界は甘くない。

ただ楽しいからと無責任に音楽の道を勧めることがいかに危険かを世の指導者に理解して頂きたい。本当に。この件はここで話すと相当文句垂れ流しで長くなるのでいつか、話すことがあればその時に。

 

 

今でも、たまーに獣医になりたかったと思うことがある。犬猫の獣医は世の中たくさんいるのに、鳥類を診れる獣医はほとんどいないからだ。地方には、助けてあげたいけれど病院が無くて助からないケースがたくさんある。そんな子達を救えてあげれたら、と思ったけれど自分にはその技量と信念が足りなかった。

だから、本当に鳥類を診れる獣医が増えることを祈る。頼む、増えてくれ🙏🏻